祇園祭 後祭 曳き初め
2017年 07月 25日
昨日で後祭山鉾巡行も、還幸祭も、無事終了したけど、
もう少しお付き合いの程。
神幸祭の雨を区切りに梅雨も明け、神様も無事おいでになりました。
3基が並ぶ、堂々たる四条御旅所。
協賛のそうそうたる顔ぶれの豪華さも見逃せない。
前祭に続き、後祭の曳き初めも見てきました。
この日は、大船鉾・南観音山・北観音山の3基。
全て新町通にあります。そして、同じ時刻に始まるのです!
灼熱の曳き初めハシゴになりました。
まずは少し早めに大船鉾へ
やはり、デカイしキレイです。道が狭いのもあるけど、道幅パンパン。
舳先には和紙に金箔押しの「大金幣」。1814年に製作され、今に残ったもの。
ちなみに、赤と緑のシマシマは、船鉾が横方向、大船鉾が縦方向。
会所も新しくできて、このご時世に勢いあってイイ。
どうやら後ろの艫(とも)は付けずに曳くようです。
曳き初め開始までまだ時間があったので、北上して他の2基も下見。
南観音山
真松、高ーーーい!
笛や琵琶を演奏する天女が描かれた下水引「飛天奏楽図」は赤が遠目でも
よくわかる色鮮やかさ。会所がリニューアルされてます。
北観音山
金地の懸装品が豪華絢爛。
お向かいでは屏風祭も。
左 : 京都の絞り呉服の老舗「藤井絞」
右 : 大型京町家の吉田家住宅「無名舎」
この時期の山鉾町の老舗や旧家では、家宝の屏風や書画などを虫干しを兼ねて
表に面した店の間に飾り、夏のしつらいで客人を迎えます。
それを通りに面した窓から覗かせてもらいます。
藤井絞
ヒオウギを生けるのも、習わし。扇のような大きな葉で厄を祓うらしい。
遠くに見える坪庭も麗しい。
無名舎
ため息しか出ません・・・
新町通は下京らしさがいろいろ楽しめて、やっぱりえぇなぁと思います。
そろそろ時間、大船鉾へ戻ります。すっごーーーい 人・人・人!
曳き初めは誰でも参加可能。綱を曳くと無病息災で過ごせます。
曳く人、見る人、写真を撮る人、の海に大船鉾 出航です。
囃子方が鉦を打つバチには飾り紐が付いていて、鳴らす動作に合わせて
上下します。それがとても美しい。
四条通まで出たら、折り返して反対方向へ。綱を逆方向へ付け直し、
曳き手も大移動。私はこのタイミングで四条通を横断し、南観音山へ。
まず山は南方向の四条通へ出ます。
すっごい人気で、地元系の方が多く、アットホームな感じ。
人は多いのに和やかな雰囲気で、曳き初めならでは。
向こうに見える南観音山は四条手前まで出て、今度は北上する準備。
それが済んで、北観音山待ち。
手前の北観音山は綱と曳き手移動中。
この2基、付かず離れずで進み、
しばらくは北観音山が先頭で北上して行きます。
南観音山(手前)は、向こうの北観音山に追随
曳き手、山鉾の関係者、警備の人、ただの見物人、
南北どっちも入り乱れ状態。
そんなドサクサで、私も一瞬だけ綱を握らせてもらいました。
(手前の日焼けしたほう)
曳き初め、けっこうな距離を進みます。一体感も生まれ、みなさん楽しそう。
三条通手前で、今度は南向きに方向を変えます。
向こうに見える南観音山を先頭に、手前の北観音山が続きます。
無事、それぞれの会所前へ到着し、解散。
北観音山ではアイスモナカのお相伴に与りました。ごちそうさまでした。
まだ時間も早かったので他の山建て具合を見てまわって
また新町通に戻ってみると・・・
南観音山はすっかり夕景モード
北観音山は提灯を上げる作業中。当たり前やけど、
一個一個手作業なんですよね。
スルスルと登っていく様子がとても面白かった。
帰り道、四条御旅所の隣り「冠者殿社」ではお囃子披露。
もう前祭は終わってしまったけど、長刀鉾が来てました。
違ったシチュエーションで聴くお囃子も、味わい深い。
力強い輝き
もう少しお付き合いの程。
神幸祭の雨を区切りに梅雨も明け、神様も無事おいでになりました。
協賛のそうそうたる顔ぶれの豪華さも見逃せない。
前祭に続き、後祭の曳き初めも見てきました。
この日は、大船鉾・南観音山・北観音山の3基。
全て新町通にあります。そして、同じ時刻に始まるのです!
灼熱の曳き初めハシゴになりました。
まずは少し早めに大船鉾へ
舳先には和紙に金箔押しの「大金幣」。1814年に製作され、今に残ったもの。
ちなみに、赤と緑のシマシマは、船鉾が横方向、大船鉾が縦方向。
会所も新しくできて、このご時世に勢いあってイイ。
曳き初め開始までまだ時間があったので、北上して他の2基も下見。
南観音山
笛や琵琶を演奏する天女が描かれた下水引「飛天奏楽図」は赤が遠目でも
よくわかる色鮮やかさ。会所がリニューアルされてます。
北観音山
お向かいでは屏風祭も。
右 : 大型京町家の吉田家住宅「無名舎」
この時期の山鉾町の老舗や旧家では、家宝の屏風や書画などを虫干しを兼ねて
表に面した店の間に飾り、夏のしつらいで客人を迎えます。
それを通りに面した窓から覗かせてもらいます。
藤井絞
遠くに見える坪庭も麗しい。
無名舎
新町通は下京らしさがいろいろ楽しめて、やっぱりえぇなぁと思います。
そろそろ時間、大船鉾へ戻ります。すっごーーーい 人・人・人!
曳く人、見る人、写真を撮る人、の海に大船鉾 出航です。
囃子方が鉦を打つバチには飾り紐が付いていて、鳴らす動作に合わせて
上下します。それがとても美しい。
四条通まで出たら、折り返して反対方向へ。綱を逆方向へ付け直し、
曳き手も大移動。私はこのタイミングで四条通を横断し、南観音山へ。
まず山は南方向の四条通へ出ます。
人は多いのに和やかな雰囲気で、曳き初めならでは。
向こうに見える南観音山は四条手前まで出て、今度は北上する準備。
それが済んで、北観音山待ち。
この2基、付かず離れずで進み、
しばらくは北観音山が先頭で北上して行きます。
南観音山(手前)は、向こうの北観音山に追随
南北どっちも入り乱れ状態。
そんなドサクサで、私も一瞬だけ綱を握らせてもらいました。
曳き初め、けっこうな距離を進みます。一体感も生まれ、みなさん楽しそう。
三条通手前で、今度は南向きに方向を変えます。
向こうに見える南観音山を先頭に、手前の北観音山が続きます。
無事、それぞれの会所前へ到着し、解散。
北観音山ではアイスモナカのお相伴に与りました。ごちそうさまでした。
まだ時間も早かったので他の山建て具合を見てまわって
また新町通に戻ってみると・・・
南観音山はすっかり夕景モード
北観音山は提灯を上げる作業中。当たり前やけど、
一個一個手作業なんですよね。
帰り道、四条御旅所の隣り「冠者殿社」ではお囃子披露。
もう前祭は終わってしまったけど、長刀鉾が来てました。
力強い輝き
by ystsushin
| 2017-07-25 23:36
| 京都の歳時記
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