相楽園(神戸市中央区)
2017年 05月 16日
元町まで来たら、海側へ出ることが多くて、山手の相楽園は未訪でした。街中にこんなお庭があったんですよね。ビックリです。
坂を登っていく手前で、ちょっと寄り道。
■兵庫県公館(神戸市中央区)
南門
フランス・ルネサンス様式。4代目県本庁舎として1902(明治35)年竣工。今は迎賓館と県政資料館として活用されている。
どこかメルヘンな門衛所
敷地内に入って一周しました。
正面は迎賓館部門の入口
県の重要な公式行事に使用されている
色とりどりの花が咲きそろい、新緑とのコントラストが鮮やか
東面
装飾が少ない、整然とした印象。清々しい。
西面
コーナーにゾクゾクします
塀もこんなに軽やかでステキ
北玄関
ここから県政資料館へ入れる
中へ入ると、いきなり「はばタン」!
2006年の兵庫国体キャラクターとして誕生。あまりの人気で、大会終了後は兵庫県のキャラクターに。ゆるキャラにはそれほど興味はないけど、この黄色の愛らしい風貌はけっこう好きです。不意に出会うとウレシかったりする。
庭にはベンチもあり、のんびりできます。都会のオアシス。
■相楽園
旧三田藩士:小寺泰次郎氏の本邸にあった庭園。1911(明治44)年完成。
立派な門構え
当初「蘇鉄園」と呼ばれていた。門をくぐると、いきなり蘇鉄のジャングル。
これだけの密集を見ることって、そうそうない。
ここから池泉回遊式日本庭園へ
お茶室「浣心亭(かんしんてい)」
園内はツツジが見事らしく、ほんの少しだけ残っていました。そして、カキツバタの季節。涼やかな青。
石橋の向こうに「船屋形」
江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧に使っていた「川御座船」の、上の屋形部分だけを保存のためここに移築。
木造2階建、切妻造檜皮葺屋根
木の部分は内外全て漆塗。紅色の春慶塗と黒漆塗。金色の錺金具もピカピカ豪華。
これも、なかなか見ない光景です。
次は、園内北側にある「旧ハッサム邸」
寄棟造桟瓦葺の和洋折衷
1902(明治35)年、北野町に建てられた、インド系イギリス人の貿易商・ハッサム氏の自邸。
1963(昭和38)年にこちらへ移築
ベランダを廻した、コロニアル様式
明治時代に神戸で活躍した外国人の居留地「異人館」の特徴
前庭にはかつての煙突を保存
阪神淡路大震災で屋根と2階の床を突き抜け、1階へ落下。地震の激しさを伝える。
すぐ横には「旧小寺家厩舎(きゅうしゃ)」
厩舎とは馬などの家畜を飼う小屋のこと。まず、この規模にビックリ!フツーに家です。意匠も凝ってます。煉瓦造りの1階に木造の小屋組をのせた、ドイツ風の重厚な造り。
西端(画面左)には円形の塔屋、正面1階は馬車庫、2階は厩務員(きゅうむいん)の宿舎
屋根窓も特徴的
東側は吹き抜けの高い天井の馬房
急勾配の屋根と美しい切妻飾り
少し開いた扉から、ずっと本格的な声楽が聞こえてきてました。ここでよくイベントをやってるようで、この日はリハーサル中。アヴェ・マリア、見上げてごらん夜の星を、など親しみある楽曲を、ピアノ、フルートのシンプルな編成で演奏。それがまた、むちゃくちゃセンスいいアレンジなんですよ。
隣り合ったハッサム住宅と厩舎の前はちょっとした広場になっていて、ベンチが置かれているんですが、そこに座って、美しい音楽を聴きながらのんびりできました。
天国です。
坂を登っていく手前で、ちょっと寄り道。
■兵庫県公館(神戸市中央区)
南門
どこかメルヘンな門衛所
敷地内に入って一周しました。
正面は迎賓館部門の入口
色とりどりの花が咲きそろい、新緑とのコントラストが鮮やか
東面
西面
塀もこんなに軽やかでステキ
北玄関
中へ入ると、いきなり「はばタン」!
庭にはベンチもあり、のんびりできます。都会のオアシス。
■相楽園
旧三田藩士:小寺泰次郎氏の本邸にあった庭園。1911(明治44)年完成。
立派な門構え
当初「蘇鉄園」と呼ばれていた。門をくぐると、いきなり蘇鉄のジャングル。
ここから池泉回遊式日本庭園へ
お茶室「浣心亭(かんしんてい)」
石橋の向こうに「船屋形」
江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧に使っていた「川御座船」の、上の屋形部分だけを保存のためここに移築。
木の部分は内外全て漆塗。紅色の春慶塗と黒漆塗。金色の錺金具もピカピカ豪華。
次は、園内北側にある「旧ハッサム邸」
1902(明治35)年、北野町に建てられた、インド系イギリス人の貿易商・ハッサム氏の自邸。
ベランダを廻した、コロニアル様式
前庭にはかつての煙突を保存
すぐ横には「旧小寺家厩舎(きゅうしゃ)」
厩舎とは馬などの家畜を飼う小屋のこと。まず、この規模にビックリ!フツーに家です。意匠も凝ってます。煉瓦造りの1階に木造の小屋組をのせた、ドイツ風の重厚な造り。
西端(画面左)には円形の塔屋、正面1階は馬車庫、2階は厩務員(きゅうむいん)の宿舎
東側は吹き抜けの高い天井の馬房
少し開いた扉から、ずっと本格的な声楽が聞こえてきてました。ここでよくイベントをやってるようで、この日はリハーサル中。アヴェ・マリア、見上げてごらん夜の星を、など親しみある楽曲を、ピアノ、フルートのシンプルな編成で演奏。それがまた、むちゃくちゃセンスいいアレンジなんですよ。
隣り合ったハッサム住宅と厩舎の前はちょっとした広場になっていて、ベンチが置かれているんですが、そこに座って、美しい音楽を聴きながらのんびりできました。
天国です。
by ystsushin
| 2017-05-16 19:02
| 建築
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