祇園祭、幕開け
2018年 07月 09日
各山鉾町で吉符入りが行われ、二階囃子も聴こえ始めると
祭りの時期の到来を感じさせてくれる。
これから行事が目白押しです。
この日は、長刀鉾町の会所2階で稚児舞披露。
時間はだいぶ早かったけど、ひとまず様子見。
メディアの方々は早くもスタンバイ。
時間調整で他の鉾町散策へ向かう。
電線の黄色いネットもお目見え。
飾り付けも始まってます。
木戸が閉まっていても、渋さ全開。
新町通もちょろっとチェックして、引き返します。
大政所御旅所
こちらも準備万端。
気が済んで、四条烏丸を少し下がったあたりまで来ました。
お稚児さんの入り待ちをすることに。
他の場所で仕度を済ませ、歩いて会所までやってくるらしいのです。
でも、なんかイヤな予感。
駐車場の誘導をしている方へ聞いてみると
「お稚児さんやったら、5分くらい前に通りはったで。」
えーーー!失敗したー!
あわてて長刀鉾町の会所へ。
ひとまず、対岸からチェック。
メディアの方々の後ろ姿しか見えへんけど
あの向こうで何やらやってはるんやろな。
赤い毛氈が敷かれ、一気にムードが盛り上がってる。
会所のそばまで来ました。
ほどなくでお囃子が聴こえてきて
ひととおり儀式が終わったのか、御一行が窓際へお出まし。
お稚児さん、禿の二人、まっすぐ前を見据え、スイッチ入ってる感。
「太平の舞」始まりました。
グッと窓の外へ乗り出します。
着物のたもとが美しい。
禿が団扇を添えるしぐさも連動します。
身体を大きく旋回させて左へ
ちょっと分かりにくいけど、今度は右の禿が団扇をかざしています。
両手に握ったバチを頭上で交差させ・・・
胸に抱いた鼓をトンットンッと叩きます。
ゆったりと、独特の間合いで、何度かくりかえす。
雨が降ったり止んだりやったけど、どんどん人は増えていきますl
そして、あっさり終了。
お稚児さんは前を向いたまま、シズシズと後ろへ下がっていかれました。
普段ならこれで気が済んで帰路に着くが
出待ちするからか、見物人がけっこうそのまま残っていて
自分も登場シーンが見れなかったのもあったので、そのまま待機。
で、降りてこられました。
終わった緊張感から解き放たれてるはずやのに
たたずまいは品を保ったまま、とても自然で、気負いを感じない。
なんなんやろ。育ちの良さなんかな。
時折見せる余裕の笑顔。
今まで、お稚児さんを祭りの「シンボル」としてしか捉えてなかったので
その存在を「カワイイ」と思ったことなかったけど
愛嬌ある笑顔をナマで見てしまうと、素直にカワイイと思った。
ちょっとホッとしたり。
お帰りです。
頭に孔雀の羽根が付いてるの、初めて気付きました。
傘をさしてもらい、大移動。
帰りは地下道へ消えて行かれました。
ちょっとシュールな光景。
「町がそのままハレの舞台になる」そんな祭が始まった。
長い歴史の重みと、祭りを継承していく大切さを
今年もまた感じることにしよう。
祭りの時期の到来を感じさせてくれる。
これから行事が目白押しです。
この日は、長刀鉾町の会所2階で稚児舞披露。
時間はだいぶ早かったけど、ひとまず様子見。
メディアの方々は早くもスタンバイ。
時間調整で他の鉾町散策へ向かう。
電線の黄色いネットもお目見え。
飾り付けも始まってます。
木戸が閉まっていても、渋さ全開。
新町通もちょろっとチェックして、引き返します。
大政所御旅所
気が済んで、四条烏丸を少し下がったあたりまで来ました。
お稚児さんの入り待ちをすることに。
他の場所で仕度を済ませ、歩いて会所までやってくるらしいのです。
でも、なんかイヤな予感。
駐車場の誘導をしている方へ聞いてみると
「お稚児さんやったら、5分くらい前に通りはったで。」
えーーー!失敗したー!
あわてて長刀鉾町の会所へ。
ひとまず、対岸からチェック。
あの向こうで何やらやってはるんやろな。
赤い毛氈が敷かれ、一気にムードが盛り上がってる。
会所のそばまで来ました。
ほどなくでお囃子が聴こえてきて
ひととおり儀式が終わったのか、御一行が窓際へお出まし。
「太平の舞」始まりました。
着物のたもとが美しい。
禿が団扇を添えるしぐさも連動します。
身体を大きく旋回させて左へ
両手に握ったバチを頭上で交差させ・・・
胸に抱いた鼓をトンットンッと叩きます。
ゆったりと、独特の間合いで、何度かくりかえす。
雨が降ったり止んだりやったけど、どんどん人は増えていきますl
そして、あっさり終了。
お稚児さんは前を向いたまま、シズシズと後ろへ下がっていかれました。
普段ならこれで気が済んで帰路に着くが
出待ちするからか、見物人がけっこうそのまま残っていて
自分も登場シーンが見れなかったのもあったので、そのまま待機。
で、降りてこられました。
たたずまいは品を保ったまま、とても自然で、気負いを感じない。
なんなんやろ。育ちの良さなんかな。
時折見せる余裕の笑顔。
その存在を「カワイイ」と思ったことなかったけど
愛嬌ある笑顔をナマで見てしまうと、素直にカワイイと思った。
ちょっとホッとしたり。
お帰りです。
傘をさしてもらい、大移動。
帰りは地下道へ消えて行かれました。
「町がそのままハレの舞台になる」そんな祭が始まった。
長い歴史の重みと、祭りを継承していく大切さを
今年もまた感じることにしよう。
by ystsushin
| 2018-07-09 23:55
| 京都の歳時記
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