神戸物語<舞子 後編>
2020年 02月 20日
舞子公園にはもうひとつお屋敷があります。
旧武藤山治邸(旧鐘紡舞子倶楽部)
1907(明治40)年に建てられた木造2階建てのコロニアル・スタイル
円形バルコニーがかわいい。
下見板張りの外壁も特徴
正面にまわります。
門柱と木戸がステキ。
重厚なしつらえに、赤いカーペットが映える。
明治期の西洋館の住宅様式や、当時の実業家の生活がうかがえる。
入っていきなり、化粧室の床がステキポイント
食堂
建物の中でも特に豪華な内装の部屋。木製格縁天井、腰壁は腰羽目板張りを施す。
大理石のマントルピース
調度品もうっとり。
応接室
「ベイウィンドウ」と呼ばれる台形に張り出した窓は、部屋に広がりを見せる効果あり。
美しい天井の中心飾りは当初のもの
階段室へ
凝ったデザインのステンドグラス
玄関で外から見るのと、また違った趣き
2階の書斎
家具・灯具・絨毯は当時のもの。この部屋には約1600冊の本があり、6割以上が洋書。
広間
華やかな壁紙
マントルピース
何かイベントがあるのか、蝶に花にと華麗なしつらえ。
貴賓室
西南の隅(画像右)を切り取り、三角形の小さなベランダを設けている。
艶やかな絨毯に、マントルピース
そして、この景色!!!
館内にはジャズが流れていて、気分良く見学できます。クラシックやジャズの演奏会など、イベントもいろいろあるみたい。
外に出て、高台から舞子公園を見渡す。
休憩場所のシルエットもいいね。
ここから歩道橋の松藾橋(しょうらいばし)を渡り、2号線を越えて山側へ。
名残惜しいわぁ~
旧木下家住宅
一度通り過ぎてしまったほど、さりげない入口
石段を少し上がって、木戸をくぐる。
勝手口から主屋が見えて、気が逸る!
前庭につながっていますが、楽しみは後にとっておく。
足元の園路と前庭をつなぐ伽藍石に♡
表玄関
落ち着いた屋敷構え
石の造作にウットリ。
いきなり洋間の、応接室
前庭が広がります。
石貼りがモダンでリズミカル
マントルピースには竣工当時から実際に使われていた電気ストーブを展示
ガラスに♡
窓にも同じ装飾ガラス
さりげないカーテンボックス
床の寄木細工が凝ってます。
駆け込み天井の広縁
1941(昭和16)年竣工、数寄屋造近代和風住宅のプロローグ
外側は軒先に欄間飾り
座敷には豪華なひな壇飾り
船底天井に変わって、広縁がまた違った雰囲気に。
数寄屋風情たっぷり。
前庭の見え方も和風に変わる。
あちこち、石の使い方が贅沢です。
広縁の突き当りは書院
隣室の西室は茶室仕様
洗面所
瓦は土蔵の屋根に使われているもの。木下家のKをかたどった「菱K(ひしけい)」紋。
見上げても、さりげない造作
一旦外に出て、コンクリート打ち放しの管理棟を2Fへ。
エレベーターや車いす用の昇降機など、バリアフリーに対応した修復が素晴らしい。
上から眺めると、蔵があるのに気付きます。
エレベーターを降りて、奥に分け入って行くと・・・
美しい土蔵
主屋に戻ります。
中庭に面した縁側
茶室に続く飛び石がえぇわ~
手前の待合、粋やわ~
グルッと一巡して、最後の部屋は四帖半
こちらにも古いお雛様が飾られてました。
雪見障子から中庭をながめる。
後にとっておいた前庭へ。
ツシ2階建てやったんです!
民家風の低い屋根と虫籠窓が特徴
前庭から見た書院
前庭から見た応接室
随所に職人さんが凝らした意匠が散りばめられていて、見どころ満載でした。
楽しすぎて、すっかり舞子で長居してしまった。急いで、山陽舞子公園駅へ。
ショッピングモールを通り抜ける。
開口部から、キラキラ輝く海に浮かぶ明石海峡大橋が見えた。感動。
<つづく>
旧武藤山治邸(旧鐘紡舞子倶楽部)
円形バルコニーがかわいい。
正面にまわります。
門柱と木戸がステキ。
重厚なしつらえに、赤いカーペットが映える。
入っていきなり、化粧室の床がステキポイント
食堂
大理石のマントルピース
調度品もうっとり。
応接室
美しい天井の中心飾りは当初のもの
階段室へ
凝ったデザインのステンドグラス
玄関で外から見るのと、また違った趣き
2階の書斎
広間
マントルピース
貴賓室
艶やかな絨毯に、マントルピース
そして、この景色!!!
外に出て、高台から舞子公園を見渡す。
休憩場所のシルエットもいいね。
名残惜しいわぁ~
旧木下家住宅
石段を少し上がって、木戸をくぐる。
勝手口から主屋が見えて、気が逸る!
足元の園路と前庭をつなぐ伽藍石に♡
表玄関
石の造作にウットリ。
いきなり洋間の、応接室
前庭が広がります。
石貼りがモダンでリズミカル
マントルピースには竣工当時から実際に使われていた電気ストーブを展示
ガラスに♡
窓にも同じ装飾ガラス
さりげないカーテンボックス
床の寄木細工が凝ってます。
駆け込み天井の広縁
外側は軒先に欄間飾り
座敷には豪華なひな壇飾り
船底天井に変わって、広縁がまた違った雰囲気に。
前庭の見え方も和風に変わる。
あちこち、石の使い方が贅沢です。
広縁の突き当りは書院
隣室の西室は茶室仕様
洗面所
見上げても、さりげない造作
一旦外に出て、コンクリート打ち放しの管理棟を2Fへ。
エレベーターや車いす用の昇降機など、バリアフリーに対応した修復が素晴らしい。
上から眺めると、蔵があるのに気付きます。
エレベーターを降りて、奥に分け入って行くと・・・
美しい土蔵
主屋に戻ります。
中庭に面した縁側
茶室に続く飛び石がえぇわ~
手前の待合、粋やわ~
グルッと一巡して、最後の部屋は四帖半
雪見障子から中庭をながめる。
後にとっておいた前庭へ。
ツシ2階建てやったんです!
前庭から見た書院
前庭から見た応接室
楽しすぎて、すっかり舞子で長居してしまった。急いで、山陽舞子公園駅へ。
ショッピングモールを通り抜ける。
<つづく>
by ystsushin
| 2020-02-20 19:48
| 建築
|
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