大ゴッホ展 @ 神戸市立博物館
2025年 10月 13日
「夜のカフェテラス」が来ると知ってから、前売券買ってめっちゃ楽しみにしてました!

今年は阪神大震災30年、東日本大震災15年の節目。
ゴッホが残した魂の探求と言える作品に触れることが、未来へ生きる原動力の一助となることを願って企画された。福島、東京と巡回する。
神戸での開催は
第1期:9/20-来年2/1 オランダ時代からアルルに至る画業前半
第2期:来年2/6-5/30 アルルから晩年までの画業後半
の2期で開催。こういうときって、見たい作品がちゃんと分散されていて、2回行きたい!ってなるんですよね。
まずは大本命の「夜のカフェテラス」が観れる第1期に行ってきました。
神戸阪急

リーグ優勝が決まってから少し経ってましたが、まだまだ黄色い幕が掛かってました!
JR三ノ宮駅前はもちろん工事中!

神戸三宮阪急ビルをしのぐ高さになるのね

噂を聞いてやってきました

ガリバートンネル、健在!

取り囲んで、なにやら打ち合わせ中のよう。
もしかして残すんかなと淡い期待… 撤去に時間がかかってるだけやったらガッカリやな。
フラワーロードをてくてく

津波避難情報板に使われてる、青山大介さんの「みなと神戸バーズアイマップ」

作品が公共の案内板になるってすごいな
神戸三宮センター街

バナーが出てます!
三宮プラッツ

かっこいいー!

旧居留地に似合うガス灯

フラッグに導かれ…

神戸市立博物館

柱、かっこいいなー

いきなりの自画像、迫力やわー

実物見るまでに、お腹いっぱいになりそう

ショップ、既に盛り上がってます!

東山魁夷「灕江月明」

まずは、3Fの第1会場へ

ここでは、ゴッホが影響を受けたバルビゾン派やハーグ派の作品と、草創期のオランダ時代のゴッホ作品を展示。情熱と模索の日々を過ごしたこの時期は、ダークな色彩が続く。
2Fの第2会場へ

印象派の画家たちと交流したパリ時代を経て、南仏アルルで傑作「夜のカフェテラス」を描くに至るまでのゴッホ作品を展示。
パリで新しい表現と出会い、色彩豊かで陽光あふれる南仏で色彩に開眼する。
マネ、ルノワール、モネなどの作品のあと、その時がきました!
時系列ではパリ時代の方が先ですが、早速アルル時代のゴッホ作品へ

来ましたよ…

パーテーションで完全に区切った空間に、この1枚だけが君臨。
その前に多くの人が貯まっているけど、写真を撮りたい人と見るだけでいい人で動線を分けているので、整然とはしていた。
でもまぁ、異様なムードではあった。
「夜のカフェテラス」1888年

ガス灯の黄色い明かりが、鮮やかなコバルトブルーを背景に耀く星々の美しさを際立たせる。
星空への憧憬を描く… 吸い込まれますね。
あるあるですが、思ってたよりサイズが小さく感じた。A1ポスターくらい。
そして、厚塗り感は控えめで、サラッとしたタッチです。
1回目は写真を撮りながら鑑賞し、もう1度列に並び直して写真は撮らずに観るだけに集中。まだまだいろんなものが見えてきそうで、なかなかその場を立ち去り難かった。奥深い魅力にやられました。
アルル時代の作品はもう1枚「夕暮時の刈り込まれた柳」を展示。
柳のシルエットが独特で、その柳を黄金色に照らす夕陽がドラマティックでいい!
アルルでは、鮮やかな色彩の対比を活かした油彩表現が、ゴッホ独自のスタイルとして花開く。新しい表現に目覚めた喜びに満ちてる!
そして、パリ時代のエリアへ
「自画像」1887年

「草地」1887年

「レストランの室内」1887年

アルルのゴッホになる前の、印象派の影響が色濃い点描作品
色合いといい、かわいらしい印象
「石膏像のある静物」1887年

パリ時代は、たった2年の間に、色調だけでなく筆触までも変化。
厚塗りと色彩の大胆な使い方は、後のゴッホ作品に色濃く反映される。花の静物画を描き始めた頃から顕著になっていく。
来年2月からの第2期は「アルルの跳ね橋」「夜のプロヴァンスの田舎道」が来ます!

観たすぎる…
画家としての活動はわずか10年だったゴッホ。
生前はほとんど評価されなかったが、苦悩に満ちた人生に立ち向かい、芸術へと昇華させる姿が作品と重なった。
1階カフェに飾られてた、ゴッホ風の神戸夜景

めっちゃ好き
このあとは、旧居留地を少しぷらっと

プランター、素敵よね
旧神戸居留地十五番館

いつもこの角度の撮影になってしまう
正面だと、こうなるから

すぐそばに、外国人居留地時代の標柱

ちょうど16番と15番区画の境界に建ってます!

素敵なガス灯の向こうに…

神港ビルヂング

商船三井ビルディング(神戸商船三井ビル)

入口が独特のアーチ

趣きあるなぁ

イカリマーク、発見

2027年にも閉館らしいけど、どうなるんやろ

エルメスが改装中

パネルキャスターゲートまでエルメスオレンジ!

ガス灯と丸ポスト

青山さんの地図と、マンホール

三宮一貫楼でおやつタイム

551より肉感が控えめで、玉ねぎの甘さが引き立ってて好み

シールで貼り付けた、からしが扱いやすそう (付けない派やけど)
兵庫県公館

議会があったようで、南門前がザワついていた
門扉がきれいで、まるっこい門衛所もかわいい
ぐるっと回り込む

北玄関へ

以前は県政資料館に入れたのに、めっちゃ消されてる…

はばたんがいましたー! (2017年撮影)

神戸栄光教会

震災後に復元

塔がかっこいい!

先っちょが際立って見える

煉瓦の透かしがさりげなく

少し山登りすると、見えてきました

神戸市立海外移住と文化の交流センター

このへん、いいですね~

横からも

北野町へ入ってきた

シュウエケ邸

一昨年の神戸建築祭以来やな

隣りは、旧ディスレフセン邸(門兆鴻邸)

この2軒続き、すごいな

人が中へ入って行きます…
昨年、ベーカリーカフェがオープン

またゆっくり来よう

旧ボリビア領事館

1階はサンルームかな

西面がまた違った印象

山本通りからアプローチ

扉の向こうに…

洋風の建物がちらっと
松廼家(旧乾家住宅)

和風の主屋に洋風の応接棟をつなげた、和洋折衷の建物
ちょっとした枯山水庭園あり

細い坂道を降りると、気になる建物

正面に出ると…
旧グラシアニ邸

フレンチのお店です!
バブルの時に一度だけ来たなぁと、いろいろよみがえって感慨深い

石段の先に、中華民国留日神戸華僑総会

横の小道から建物を見上げる

神戸建築祭で入ったなー
個性的な、道教の神様「三太子」がいらっしゃいました (2023年撮影)

小道を上がりきると、煉瓦塀

奥まで長ーい!

お向かいの煉瓦塀は重層的

お隣りの窓、いいわ~

この小道、楽しい!

角に、煉瓦の建物

旧生田警察署 北野交番
ふくろうがいます!

旭日章と「KOBAN」の文字が隠されてる…

マリニン・フタレフ邸

いい雰囲気

南側の2階にサンルーム、いいなー

道の奥に、気になりすぎな建物

わ~!

渋い~

煉瓦煙突がありますよ!

瓦屋根にニョキッと!

奥へ進むと、こんなお家も!

シンプルな意匠があちこちに

異国情緒あふれる、白い建物

関西唯一のユダヤ教シナゴーグ(会堂)

六角形のダビデの星

北野エリアには、教会、モスク、ジャイナ教寺院、関帝廟など多彩なメルティングポットが集結している
存在感ある、ハイブリッドな塀

魅力的なY字路

左奥の和風住宅は洋風棟がつながってたり、煙突もあったり、こだわりの建物
玄関も凝ってるんです

ピンクのかわいいお家が見えます

Y字路に戻って、右へ

石垣、コンクリート、丸瓦、が積み上がる魅力的な塀
ちらちら、いろんなものが目に入る!

あちこち、かわいー

納屋(?)の木の扉、いいわー

ピンクがいっぱい!

何度も振り返っておいた

視界が開けて、古い門柱と塀

「伝統的建造物」のプレートはあるけど、説明がない…

何の建物の塀やったんかな
巨樹が趣を添える

坂の下には、浄福寺が見える
左側は断面があらわ

右側は復元(?)されてる

坂の下に、改修中っぽい洋館

グリーンカラーがポイント

次のは大きそう

坂を下ると「萌黄の館(小林家住宅)」の門柱

こちらは公開されてます
門に黄色い花

眼下の景色も(ぼんやりやけど)いいですねー
坂沿いにステキな建物が次々と

花々に彩られる小道

更に下ると、しゃれた建物

萌黄の館へ戻る

北側からは建物がよく見えます。
煉瓦煙突いっぱい!
装飾いろいろ

「ジャーデン・マセソン商会の門柱」をくぐると…

萌黄の館の入館受付

ベンチにいらっしゃるのは…
黒川晃彦「オールドファッション・ブルース」

さすが、ジャズの街!
久しぶりに来ました「風見鶏の館(旧トーマス住宅)」

後ろに山が迫って、存在感あります
このへんけっこう装飾的

尖塔の存在が光る!

風に揺れる、風見鶏

周囲の木製囲いが独特のデザイン

中をのぞくと、石段上がった上のところも装飾的

ここにもミュージシャンがいらっしゃいます!

黒川晃彦「プリーズ・リクエスト」
階段下からも風見鶏!

すぐそばの観光案内所に、北野異人館が勢揃い!

トーマス坂をてくてく下る

レトロなシティバス、一度乗ってみたい

そして、北野坂をてくてく

北野物語館 (旧ハインリヒ・フロインドリーブ邸)
あのドイツバンのベーカリー&カフェ「フロインドリーブ」のフロインドリーブさんです!
瀟洒な建物だわ~

中はスタバのようです

カジュアルに使えてグッド
帰りも阪急電車で

阪急に阪神!
そして、JR大阪駅 南北連絡橋より

恐竜王国・福井県の「越前和紙 恐竜オブジェ」がいます!

プテラノドン
こちらは、フクイラプトル

明かりが灯って、艶やか!
これにて、お終い
神戸の一日、おつかれさまでした~
そして
万博閉幕、184日間おつかれさまでした〜
by ystsushin
| 2025-10-13 19:46
| art
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